中小・ベンチャー企業が最も苦戦をするのが人材採用といっても過言ではない。
そんな採用支援事業を行っている私が考える中小・ベンチャー企業が採用すべき人材は、
ズバリ、【能力が低くても性格のいい】人材である。
① 能力が高くて、性格のいい人材
② 能力が高くて、性格のよくない人材
③ 能力が低くて、性格のいい人材
④ 能力が低くて、性格のよくない人材
上記の例で考えてみる。
①の能力が高くて、性格のいい人材は、大手企業や人気企業に人材が流れるから
中小・ベンチャー企業は採用がしたくても現実的に採用ができないのが実情だ。
そもそも①の人材が採用できていれば、採用なんて苦戦せず業績も好調なはずである。
④の能力が低くて、性格のよくない人材は、
誰も採用したがらないのは言うまでもなく、もちろん採用すべきではない。
つまり、ここでほとんどの中小・ベンチャー企業に選択が迫られるのは、
② 能力が高くて、性格のよくない人材と、
③能力が低くて、性格のいい人材ということになる。
②の能力が高くても、性格がよくない人材の採用リスクは
性格がよくない為、少人数だとことさら重要な自社内の人間関係に悪影響を及ぼす。
最悪の場合は、能力が高く賢いだけに横領や犯罪などに考えが及び、裁判沙汰になるリスクもある。
それでは、たしかに能力が高くて成績がよく、
会社への売上貢献を一時的にしてくれてもあまりにもリスクが高い。
長期的に会社の健康経営をする上では、性格のよくない人材は採用すべきではない。
性格をよくするのは至難の業。
むしろ、大人になって性格を変えようとするのは無理があるし、
膨大な時間と労力がかかって、中小・ベンチャー企業が取り組むのはかなり厳しい。
よって、③の能力が低くて、性格のいい人材を採用すべきとなる。
どんなに能力が低くても時間をかけて仕事を教えれば、
誰でもある程度の仕事はできるようになるし、性格はいいから問題も起きづらいだろう。
重要な点は、採用後に能力が低くて、性格のいい人材をいかにどう早く育てていくか。
中小・ベンチャー企業が採用すべき人材は、【能力が低くても性格のいい】人材。