面接で◯◯◯◯を聞くのはなぜか?

面接でどんなことを聞けばいいか分からないとよく相談を受ける。

結論から言うとどんなことを聞いてもいいし、気になることを聞けばいいと思う。

現Panasonic(パナソニック)を創業した松下幸之助さんが面接で聞く有名な質問がある。

それは、「あんさん運がよろしいでっか?」だ。

要はあなたは運がいいですか?という質問。

もちろん、運がいいと答えた人が採用対象になる。

この質問から読み取れるのは主に2つあると私は考える。

1つは、感覚的に運の良い人とは一緒にいたくて、

運の悪い人とは運気が吸い取られそうだったり、

一緒にいることで何か自身にも不幸が起こりそうという理由で

一緒にいたくないというのもあるだろう。

いかにも感覚的な話だけど、大事な採用という部分では感覚も働かせた方がいい。

もう1つの理由は、物事の事象を自責にするか、他責にするかという判断ができる。

物事の起きる事象は1つしかない。

ただ、それを誰がどのような光の当て方で解釈するかによって真逆になることさえある。

例えば、前職でも部活時代でも、出世競争で色んな人から邪魔されまくった。

という経験もマイナスに捉えることもできれば、プラスに捉えることもできる。

マイナスに捉える人が一般的には多いだろうが、

そのおかげで様々な経験を積むことができて、成長させてもらったと解釈する事もできる。

他にも、上司が無能という事象においても、

上司が無能だからちゃんと教えてもらうことができなかったという

マイナスな解釈もできれば、

上司が無能だったからこそ自身で情報を取りに行って色々と試行錯誤できて、

チャレンジできる機会も増えたというプラスの解釈もできる。

上司が優秀すぎるとかえって仕事が回ってこなかったり、

全て上司の手柄だと思われる可能性、

自分はなんて無能なんだと自己嫌悪に悩まされるかもしれない。

このプラスとマイナスの解釈が多い方で、

自身の運がいい、悪いを決めていることがほとんどなのだ。

つまり、前向きでポジティブ思考かどうかが、

「あんさん運がよろしいでっか?」

という質問によって1発でわかるということなのだ。

面接で【運の良さ】を聞くのはなぜか?

自身の起こった事象をプラスで見られる人材かを判断するため。

そういう人材を採用すべきなのだ。