情報化社会になって久しい。
約10年~15年も前に比べてどんな企業でも、
誰もが情報を発信しやすい世の中になった。
数十年前に企業が発信できる主なツールは、
TVCM、ラジオ、新聞広告、大手求人広告、チラシ、DM…など。
もちろん、すべての企業が取り組める訳でもなければ、費用もそれなりにかかる。
しかし、現代だとSNSが発達して、どれだけでも無料で発信できる時代となった。
求職者は、今企業に何を求めているかというと、企業の【スケルトン化】である。
自身が求職者だと仮定してみよう。
何も情報が載っていないブラックボックス化された企業と
共に働く人や働く環境ができるだけわかる企業だと、
どちらの方が安心して選考へ進みたいと思えるだろうか。
SNSが発達して、どれだけでも無料で発信できる時代となっただけに、
ブラックボックス化された企業は、企業体質的に大丈夫だろうか?
何か隠してることでもあるのだろうか?
と隠してることなどなくてもそう思われてしまう恐れがある。
大企業がなぜ採用の面でも人気かといえば、
企業名やロゴ、サービス、商品等の目にする機会が多い為、
身近に感じられるからである。
つまり、求職者にとって身近に感じられたり、
自身が働けるイメージを持てたり、
信頼できそうな企業なのかが判断される。
企業のいい部分だけをアピールするよりかは、
むしろ、企業の弱点やここを改善していきたいという部分を発信した方が、
より確かな情報だと感じられるし、求職者からも信頼を得られるかもしれない。
よく見られる過剰な広告が信用されなくなってきているように、
ありのままの企業をスケルトン化した状態を見せた方がいい。
もちろん、それが働きづらそうな環境や、パワハラが頻繁に行われている内容を
そのままスケルトン化したらよろしくない。
よって、スケルトン化しても問題ない企業・組織創りが求められる時代になった。
採用難の今、求職者は企業の【スケルトン化】を求めている。