多様化が認められる時代になって久しい。
転職をはじめ、副業・フリーランス・兼業・独立など、
働き方の選択肢の幅も益々広がってきている。
企業で一生勤めあげるという働き方、
いわゆる終身雇用制度の在り方が当たり前ではなくなった。
そんな終身雇用時代では、求職者がキャリアプランをどのように設計するかが
企業側も気になるし、求職者へ提示していく必要があった。
ただ、それはすでに入社する前の面接時から【キャリアプラン】だけでなく、
【ライフプラン】を聞く時代に突入したと感じる。
新卒入社の面接の際に、「企業で一生勤めたい」
という言葉がむしろ今後信用されなくなっていくかもしれない。
多くの人が企業で勤めることや働くということは、
あくまでも自分のライフプランの実現に向けてのことだと気づき始めている。
つまり、求職者は自分のライフプランにおいて、
この企業は、適していそうかどうかという目線で判断し始めている。
それは、入社してもきっかりどこかのタイミングで辞める前提かもしれないし、
得たいスキルを習得するまで、結婚相手を探しやすい前提の入社かもしれない。
いい悪いの話ではなく、そのような時代にゆっくり突入したということだ。
よって、面接では求職者の望む【キャリアプラン】を聞かない。
【ライフプラン】を聞くべき。
それもそのはずで、本来人は働くために生きているのではないし、
企業で勤めあげる為に生きているのでもない。
自分のライフプランをどう充実して、
実現していくかに向き合うために生きているのだから。
求職者のライフプランを面接時から聞いてくれる企業は、
自身に寄り添ってくれていると感じるし、
まだ、他企業では聞いてないところも多いからまだ差別化になる。
企業はライフプランと向き合い、新たな経営戦略とも向き合う時代に突入する。