面接を行う上で求職者を信じられる人材か
言葉を区別して考えると分かりやすい。
それは、信頼と信用について。
信頼と信用という言葉は似ているが異なる。
信頼というのは、信じるにあたって
過去の実績や証拠がなくても
「 信じたい 」という想いである。
逆に、信用というのは、信じるにあたって
過去の実績や証拠がないと
「 信じられない 」、あれば信じるということ。
例えば、一般的な家族は信頼関係にあって、
親子や兄弟は信頼し合える仲だろう。
高校生の子がお金でとてもピンチなときに
信用にあたいする人間だからお金を貸そう
という風にはきっとならない。
きっと、親心やいつか返してくれるだろうという
信じたい想いで信頼してお金を貸すことだろう。
それが、例えば銀行が誰かにお金を貸すとなると話が変わる。
銀行はビジネスだし、親心で信じたいから
お金を貸すなんてことは有り得ない。
過去の実績や証拠、担保がないと
いくら信じたくても銀行は貸せないのである。
だから、銀行はその人の学歴や勤め先、
現在の稼ぎや所有している資産などできるだけ
情報収集をしてお金を返してくれそうな人かを判断する。
過去の実績が何もなくニートで資産もなければ働く気もない人に
銀行が何百万、何千万と貸せる訳がない。
逆に返してくれるに値する信用が得られれば借りられる。
最悪返せなくなったら保証会社や連帯保証人を通して
保証を立てて返してもらう。
文字通り信用銀行・信用金庫という言葉はあるが、
信頼銀行・信頼金庫がないように、
信用がベースでビジネスとなっているからである。
前置きが長くなってしまったが、
面接における採用においても
その人を信じるという点においては大事な要素。
信用とは、過去の実績や経歴にあたる。
信頼とは、未来の活躍とポテンシャルにあたる。
採用においては、信頼も信用もどちらも重要だ。
いくら信用できそうな輝かしい実績があっても
信じたいと思える信頼感が無ければ採用したいと思えない。
いくら信頼できそうな愛嬌やオーラがあっても
信じようと思える過去の経歴が無ければ採用したいと思えない。
どちらの比重を高くするかは、採用する人次第だが、
一般的に新卒は信頼ベース、中途は信用ベースの比重が
高くなることが想定される。
面接は【信頼】と【信用】を区別して判断する。
信じられるにあたいする人で、
信じたいと思える人を採用しよう。

