面接で求職者から好印象を得られる人を
言葉で区別して考えると分かりやすい。
それは、ルールとマナーについて。
ルールとマナーという言葉は似ているが異なる。
ルールは文字化できるのに対して、
マナーは文字化されないと考えると分かりやすい。
例えば、スポーツにおいて試合開始前、
あるいは終わった直後ではサッカーにしても野球にしても、
相手に敬意を払うためのお辞儀や握手をする。
このお辞儀や握手はルールブックには載っていない。
なぜなら、ルールではないからである。
ルールは記載があり、マナーは記載がないのである。
マナーとは品ともいえるし、
品がある人とはいかに文字化されてないことに気づけるかともいえる。
ルールは誰でも守れる。
例えば、「 ここは禁煙です 」と書かれていれば、
ここでタバコを吸ってはいけないのだなと誰でもわかる。
「 ここは禁煙でないけど、子供が多いからタバコを控えようかな 」
と気遣える人が、マナー(品)のある人。
電車で「 ここは、マナーモードに設定してください。 」
という文字が書かれている場所では、
「 静かにしましょう 」というルールである。
満員電車のキツキツな状況で、
後ろから乗ってくる人のためにちょっとつめてあげる行為。
これは、マナーである。
満員電車のルールブックなどきっとないだろう。
いかにして周囲や相手に気遣いの
行動ができるかがマナーである。
また、品がある人は恥ずかしいと思える人であり、
品がない人は恥ずかしいと思っていない人である。
お葬式に半ズボン半袖のTシャツで行ったときに、
「 あっ恥ずかしい! 」
と思える人が品のある人。
恥ずかしいということに、
気づけない人は品が磨かれていかないからである。
そのとき、「 恥ずかしい! 」と思ったら、
「 次は恥ずかしい思いはしたくない! 」
と思うのが普通である。
恥ずかしい体験をしたら直そうと思えることで品は磨かれていく。
若いうちからたくさんの恥ずかしい思いをしていたほうが、
マナーは身につく。
面接においても日時、書類提出期日、持ち物、服装規定は
記載があればこれはルールであり守らなければならない。
むしろ、誰もが守っているから差別化されないし、
そもそもルールが守れない人は採用されない。
履歴書一つとっても、書類送付PDFのファイル名が
名前の記載があって受け手にとって分かりやすいかは、
ルールではないけど、マナーであり品に関わる。
履歴書内の文章が読む人にとって小さすぎないか、
読みやすい改行になっているかもマナーである。
面接自体はマナーや品に関わることだらけで
そう考えると奥が深い。
相手の聞きやすい声の大きさか、
心地良い相槌を打ててるか、
聞かれた質問に答えられているか…。
ルールを守ることは当然として、
面接は、【マナー】と【品】で判断される場。
ルールは、「他者から制限されるもの」であるのに対して、
マナーは、「自らの内側から湧き出る配慮」であること。
たくさんの恥ずかしい経験を得て、
気づけた人は社会で生きていくのにも強い。

